石垣島ダイビングショップ SENSE OF WONDER

OB会

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 今日は私が高校(名古屋)の時に所属していた陸上部のOB会と顧問の先生の還暦・定年退職の祝賀会でした。
 OB会は毎年3月に行われています。私はOB会には一度も参加した事はありません。申し訳ございません。
 今回は先生の特別な会なのでスカイプで参加するという事になりました。
 陸上部の先生や皆様には、散々お世話になり、ご迷惑をお掛けし、OB会には一度も参加せず、また、私は30年前で止まったままですから(いつもOB会の様子はHPで拝見していましたが)、今更どの面下げて先生や皆さんの前に出れば良いのかと、今回の参加には正直本当は大分悩みました。
 しかし、30年ぶりに先生、諸先輩方、皆さんのお声が聞けて嬉しかったです。懐かしいです。OB会の様子は終了までスカイプで見れていたのですが、時間が経つにつれ色々な事が思い出され、本当にあのグランドで走っていた事が昨日の事のような感覚になりました。
 同時にもう二度とあの頃には戻れないのだと思うと・・・切ないですね、本当に。
 練習は本当に苦しくて辛かったけど、できるならもう一度やりたいです。 
 
 私の通っていた高校は新設校で、私は3回生です。まだグランドも整備が終わっておらず、石ころだらけでした。そのグランドで、野球部、サッカー部、ハンドボール部、陸上部が練習してました。
 400mトラックは正しく描く事はできず、ほぼ長方形の荒地トラックでした(原型は先生と先輩方が苦労されて描かれた)。
 スタートして直ぐに魔のほぼ直角コーナーがあり、その後は石ころだらけのダートコース。そして、いつ硬球の餌食(球は前から襲って来る)になるやも知れぬ直線に入り、その後野球部のバックネット裏を通り、短い直線に入る。
 しかしこの直線は後方から、硬球と新たにハンドボールという脅威が加わる事となる。その短い直線を抜けると、最後の魔の直角コーナーを迎える。
 その後直線となり、ここをハンドボール、硬球、サッカーボールの恐怖に怯えながら通過し、魔の400mが終結するのであります。もちろんコースはほぼ1コース分の幅しかないのです。
 私は中距離専門だったので、とにかく練習ではこのトラックをクルクルと走り回りました。
 練習が終わった後は、当然グランド整備。トンボ掛け、ローラー引き、石拾い・・・。
 一度だけ、近くの高校のグランドを借りて練習した事があります。その高校のグランドは、競技会ができるような完璧な400mトラックがありました。練習しながら「何だかなぁ~この違いは・・・」と思いましたが、同時にこの高校の選手には絶対負けたくないと思いました(見事に負けました・・・)。
 でも、悪条件の中でもみんな頑張って練習した事に意味があります。貴重な経験ができたと思っています。それなりの走力も付いた?と思います
 グーグルアースで最近の母校のグランドを見てみたら、微かにラインが見えるような・・・カーブが緩やかになって、当時とは少し違っていました。バックネット裏からのラインはハッキリしない。もうトラックはないのかも知れませんね。
 今通っている競技場は、陸連公認の素晴らしいタータン(ゴム)トラックです。そこで練習ができる小中高生は私たちの時代に比べたら恵まれてます。が、それが当たり前なのが問題。悲しいのは、今連習している子供達はトラックに石やゴミが落ちていても拾わないのです。これは、親や指導者が教えないのが悪いね。練習内容は時代に合わせて色々替わります。より良い練習方法を行えばよいでしょう。しかし、競技者としての姿勢は今も昔も変わらないでしょう。変えちゃだめです。いつも最高の環境で練習させてもらっている感謝の気持ちは忘れないで欲しいです。
 話が大分逸れましたが、当時は先生、諸先輩方、同期や後輩の方々には大変お世話になり、ご迷惑をお掛けしました。 
 先生は一年中、日曜日も休まず、春・夏・冬休みの間も、雨・風・雪の日も、落雷の日も(落雷の大雨の中の山道走りは怖かった)ご指導下さいました。本当にありがたく、感謝しております。しかし、結果を出す事ができず、未だに大変申し訳なく思っています。
 
 先生、還暦・定年退職おめでとうございます。そして長きに渡るご指導お疲れ様でございました。
 
 先生、皆様の益々のご活躍とご健康を日本の南の果てよりお祈り申し上げます。
 本日はありがとうございました。
  陸上部の皆さん
  先生
 
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