ご安全に⛑

天気:☁/風向:NE→ENE/気温:28.3℃

今日はインストラクター対象のファーストエイドの更新講習をやりました。

インストラクターになってもファーストエイドの更新は行わないといけません。結構忘れてるインストラクターいます。有効期限を確かめて下さいね。

NAUIは今まで独自のテキストを使っていましたが、昨年改定され一般的に使われている「救急蘇生法の指針」を使用することになりました。

救命救急の内容は現在は世界的に1年毎に改訂・発表されます。日本はその内容を受けて、日本蘇生協議会が日本の状況に合わせ5年毎に「JRC蘇生ガイドライン」を作成します。そして、その内容に準拠して市民用のテキストとして作られたのが「救急蘇生法の指針」です。これも5年毎に改訂されます。テキストはネット注文で購入できます。内容はとても分かりやすいものなので、是非一家に1冊お奨めします。

救急法に関しては知っていると大変役に立ちます。テキストの内容を知識として蓄えることと、是非講習を受けて実際の手当ての方法を身に着けて欲しいです。自分と身近な人のために是非是非受けて欲しいです。学校ではもっと頻繁に内容盛りだくさんで行うべきだと思います。

ちょっとした簡単な手当てが、けがの悪化や後遺症の軽減に繋がります。また、救急法を学ぶ重要な事は、予防にあります。気を付けることができるようになり、事故や病気、ケガを防ぐことになります。もちろん手当の仕方を身に付けることも大事ですが、まずは予防です。

私は今まで救急法の知識や技術がとても役に立ちました。予防や悪化、後遺症の軽減ができました。実際一時救命処置も何回か行いましたが、冷静に対処できてます。

CPRとAEDのトレーニングは頻繁に行った方が良いです。十分トレーニングしておけば、実際の現場で冷静に対処できます。

今は、119に電話すると指令センターの方が色々アドバイスしてくれます。「ライブビュー119」と言って、現場の状況をスマホを使って動画で送り、それに対して消防署職員がアドバイスしてくれるシステムもあります。

して、ダイバーはダイビング特有の潜水病についても勉強してください。何もかもインストラクター任せにしないで、自分の体やダイビングの状況を自分で判断して行動できるようにしておきましょう。

そのためにはまずは知識を得てください。ダイビングに関する情報は書籍やネットで簡単に得ることができます。特に減圧症に関してはしっかり勉強してください。今行っているダイビングが本当に安全なのかどうか見直してください。

例えば、減圧症になったダイバーがよく言うのは、「ダイブコンピュータの指示に従っていたのに罹った・・・」です。確かにダイブコンピュータの数字は危険を示していなかったかもしれませんが、”最大水深から安全停止水深に移動するまでの時間が速過ぎた” ”安全停止はしたけど終了後水面までの浮上が速過ぎた” ”明らかに脱水状態だった” ”水中で上下の水深変化が頻繁だった” ”水中で後半に最大水深に行った”等々。ダイブコンピュータは使用するダイバーの安全なダイビング行動があってこその器材です。

「DAN JAPAN」という組織があります。会員になれば、ダイバーに安全や医学的な情報を提供してくれたり、いざという時に現場でアドバイスを受けることもできます。保険も用意されてます。ショップインストラクターにお問い合わせを。

日々安全に、いざという時に冷静に対処できるように救急法の講習は是非受けて下さい。

ダイバーは安全に楽しくダイビングするために、ショップを検索したり、器材を揃えたり、撮影機材を揃えたりも良いですが、技術的なトレーニングや安全のための講習を受けましょう(救急法やレスキュー、酸素プロバイダー等)。経験が一番なんて言って、本数を重ねることも大事ですが、それにアップデートの講習を受ければもっと良いです!

おすすめ