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今、大崎ハナゴイリーフではコブシメが産卵中です。

当然ダイバーが集まります。コブシメはユビエダハマサンゴに産卵しますが、そのユビエダハマサンゴや近くの生きたサンゴに掴まって体を固定し写真を撮るダイバーがいます。

写真のダイバーも生きてるサンゴをガッツリ掴んでます。何とも思わないのでしょうか?陸で言えば咲いている花をわし掴みにしているようなものではないですか?

毎日、次々とダイバーが同じサンゴを掴んだら当然サンゴは傷付きます。

下の写真のユビエダハマサンゴは、写真を撮る時、体を固定するために掴んで折った部分です。折った後、後ろにバランスを崩しそうになったダイバーはまた掴み、そしてまた折ります。折っても何とも思わないようです。

それを見ているガイドは何も注意しません。ゲストダイバーに注意すると、注意した私がそのゲストダイバーのガイドに注意されます。???

生きたサンゴに触らない、踏み付けない、当然折らない。ついでに砂を巻き上げたり、生き物及びその巣穴を蹴飛ばしたり、踏み付けたりしない。

写真を撮り終わり離れる時、今撮っていたハゼに砂を掛けたり、巣穴を蹴飛ばす踏み付けるダイバーの多いこと・・・。

不適切にもほどがある!

なるべく生き物や環境にダメージを与えないよう、慎重に繊細に謙虚に行動して下さい。

自分のダイビング技術に見合った条件や環境でダイビングを楽しんで下さい。中性浮力が取れないのに泳げば、砂を巻き上げサンゴを蹴飛ばすことになります。そういうダイバーが物凄く多いです。

安全なダイビングを行うためにも環境や生き物にダメージを与えないためにも遊びのダイビングだけではなく技術練習をして下さい。

勘違いしてませんか?海中ではダイバーが主役ではありません。海や海の生き物に対して「申し訳ありません、潜らせて下さい。撮らせてください」と思って潜って下さい。

ただただ映像を撮るだけではなく、生き物の行動や環境をじっくり観察して下さい。

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