天気:☀/風向:SSW/気温:30.1℃/水温:26.5℃
ここのサンゴは白化を免れ、数年前のオニヒトデの食害も無く、奇跡のサンゴ地帯です。
常に潮の流れが有るので、水温が上がり難いかも知れない。特に深い所から冷たい海水が上がって来る流れがある。また透明度が抜群に良いことも少なく、紫外線の影響も少なかったかも知れない。オニヒトデの発生が無かったのは良く分からない。
とにかくサンゴがきれいで、眺めているだけで満足してしまう。ホッとします。
サンゴがあれば空間ができるから様々な生き物の棲家ができる。様々な生き物が棲み込むが、その生き物は決してサンゴの成長を妨げたりしないし、破壊することもない。
クロソラスズメダイという魚は、自分の縄張りのサンゴのポリプを剥ぎ取り海藻を生やす。その部分のサンゴは死んでしまうけど、大打撃を与えるようなものではない。海藻が生えると今度はそこに色々な生物が暮らし始める。一見するとクロソラスズメがサンゴを傷付けているように見えるが、海藻が生えることで多種多様な生物が棲み込み、生産性が上がるのです。
生物によって作られた棲み場所に棲み込んだ生物もまた棲み場所を形成し、そこに新たな生物の棲み込みが起こることが連鎖的に進む「棲み込み連鎖」ということが起きるそうです。(西平守孝氏)
人間だけだよな~破壊しまくるのは。
サンゴは粘液を分泌します。その分泌物自体栄養価が高いのですが、その分泌物に水中の栄養物質が付いて、水中生物にとってのご飯になる。
沖縄の海はサンゴあってこそなのです。サンゴをじっくり見て欲しい。サンゴ礁の生き物たちの様子を観察して欲しい。ダイバーさんはせっかく石垣島で潜るなら、写真や動画を撮るだけではなく、サンゴや生き物の事を知って、サンゴや生き物を守るためにどうしたら良いか考えて欲しい。ダイビングをする目的というか価値をちょっと考えて欲しい。
しましまがいっぱい。ロクセンスズメダイが集まって慌ただしい。
卵を産み付けてます。