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イチモンジコバンハゼyg

アワイロコバンハゼyg

は特定のテーブル状のサンゴに棲んでいるので、なかなか見られない。

グルクン玉 餌食べてます

ナマコマルガザミyg

ミカドチョウチョウウオyg

ハナグロチョウチョウウオyg

クロヘリアメフラシ 背中に貝殻が埋まってます。最近あまり見掛けない。

マダライロウミウシ

洞窟が幻想的

前から思っているのですが(思い過ごしかも知れないけど)、最近ウミウシが少ない気がする。私は何年も同じポイントでウミウシ探しをしていますが、ここ1~2年は数も種類も少なくなっている気がします。色々理由を考えてますが、ダイバーが沢山来てガレをめくりまくって荒れているのも影響しているかも知れないけれど・・・。

ウミウシは後鰓類の中で、貝殻が縮小、体内に埋没、消失などした種の総称と言われます(今日見たのクロヘリアメフラシなどは、背中に貝殻があるのが分かります)。

ウミウシは発育段階でヴェリジャー幼生といわれる段階があります。この頃は貝殻の中に体が収まっています。発育段階で貝殻が大きな役割を果たしています。

ところで昨日もNHKスペシャルで取り上げていましたが、現在地球上の海はCO₂が溶け込み過ぎて酸性化が進んでいます。

海水中には炭酸イオンとカルシウムイオンが溶け込んでいますが、これが結合することで炭酸カルシウムができてこれがサンゴや貝殻、甲殻類の体を作っています。

現在の地球では海水に二酸化炭素が大量に溶け込んで来ていて、結果水素イオンが増加し海水が酸性に傾き始めています(弱アルカリ性⇒中性)。これを「海の酸性化」といいます。水素イオンが増加すると、海は中和の為に炭酸イオンが使われ減少します。その結果カルシウムイオンと結合できる炭酸イオンの濃度が減少し、生き物たちにとっては成長に必要な炭酸カルシウムを作り難くなります。

酸性化が進むと貝殻やサンゴの骨格、甲殻類の体ができ難くなるのです。ウミウシは幼生段階で貝殻に体が守られています。石垣島の海でも酸性化が進んでいて、幼生段階の貝殻ができ難くなっていて発育が進まず、ウミウシが減少しているのではないかと思っています。

以前石垣島の海でも、NHKスペシャルでも取り上げられていたリマキナ(ミジンウミマイマイ)に似た翼足類をよく見掛けましたが、最近は見られません。これも酸性化の影響?

まあ、思い過ごしかも知れないけれど、世界の海で酸性化が進んでいるのは事実で、サンゴの成長にも影響が出ないか心配です。

 

 

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