また北風が・・・((+_+))

天気:☁/風向:NE/気温:22.7℃/水温:22℃

 もう吹かないかなぁって思ってた北風になって肌寒くなりました。でも、寒気ではないです。三寒四温ですね。水温はまだ上がらずです。

 どこに行っても透明度が悪く水中は寒々しい感じです。このユビエダハマサンゴは昨年の夏、白化したのですが、元に戻りました。部分的に死んでしまった所はありますが、何とか・・・これからコブシメの産卵場所になるので元に戻って良かったです。

 サンゴは生きている間は群体として成長します。根元の部分は新たなポリプの発芽や成長はなく死んでいる状態なのですが、その上の部分はどんどん成長します。それで自然に壊れることはないのですが、白化などで上部の部分が死んでしまうとそのまま骨格だけ残るわけではなく、全体的にみるみる壊れていきます。

例えばこの枝状のサンゴは下の部分はもうポリプはなく死んで海藻が生えてますが、上の部分は伸び続けています。この群体はこの状態で成長し続けます。下の部分は海藻が生えることで他の生き物が棲み込みその部分で新しい別の生態系ができます。これがサンゴ海域で多種多様な生物が存在する1つの理由です。

でも、上の部分が死んでしまうと、時間が経つと波の力や劣化?などでその部分が壊れ、続いて下の部分も壊れて行きます。

私のひそかな楽しみ・・・ニシキヤッコの体側の変則模様探し

ヒメアイゴは、群れで生活しているものもあり、サンゴが生えている場所でサンゴの根元や隙間に生えている海藻を移動しながら食べます。

ルリホシスズメダイやクロソラスズメダイは自分の縄張りの中のサンゴの根元に海藻畑を作っているのですが、ヒメアイゴはその畑にも容赦なく襲い掛かります。

スズメダイは「わ~やめろ!食べるな~!」って感じで狂ったように威嚇したり突いたりするのですが、ヒメアイゴは無表情で(元々表情ないけど)ムシャムシャ海藻を食べまくり、「はい、ごちそうさま」って感じで次へ移動します。

後には喰いちぎられた海藻のかけらがもうもうと漂う中、スズメダイが呆然としている姿があります。何とも・・・。

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