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高校でのダイビング実習は9月で終わり、それからはサンゴやサンゴ礁について自分たちが実際に潜って観察したことを含めて色々調べて、それを発表するための準備をしています。発表は大まかに
➀高校の授業でこんなことをしてます
➁石垣島の海の中ってこんな様子です/サンゴやサンゴ礁について/サンゴやサンゴ礁との関り
➂近年のサンゴやサンゴ礁海域での問題点
➃サンゴを守るためにどうしたら良いか
の内容です。
石垣島の人はサンゴやサンゴ礁の恩恵を受けて生活しているのにサンゴやサンゴ礁の事を知らない人が多い。現に生徒はほとんど知らない。発表の目的はまず島の人にサンゴやサンゴ礁の事を知って欲しいという事です。知ることができれば、それがサンゴの保護や保全に繋がるし、温暖化によるサンゴの白化問題や海洋酸性化問題、海洋ゴミ問題にも繋がっていくと思う。そう願いたい。将来は市民会館で市民向けに発表したい。そのためには学校の授業で年間通して本格的に観察したい。
とりあえ12月の学校内での発表に向けて準備中だけど間に合うかなぁ😱
2022年の白化後、回復しつつある浅瀬のサンゴ

ここのサンゴ白化後の回復が早かった

礁斜面のサンゴ

今年は海底にある1つの「根」を観察してみた。
サンゴ礁海域には砂地にもガレ場にも大小さまざまな根が存在している。根は何でできているのか?根にはどんなサンゴや生き物が存在しているのか?サンゴ礁海域での根の存在価値は?1つの根をじっくり調べてみると面白い。
よく、キンメモドキやスカシテンジクダイが群れている根があるけれど、そこにはその小魚を食べる捕食魚が棲み付いている。大体いつも同じ数だ。その捕食魚や棲み付いている魚をクリーニングするエビもいる。棲み付いている魚が出したウンチを食べるエビもいる。生き物の数は見た目には増えたり減ったりせず生物がバランスよく安定した状態で暮らしているような感じがする。ただ、根が崩壊し掛けたり崩壊することがあり、そうなると今まで見られた生物が見られなくなったりすることがある。安定しているようでデリケートな感じもする。
下の写真は元々はコブハマサンゴなのだが、死んだ部分に新しいサンゴが付着して育ち、それが死んでまた新たなサンゴが育ち・・・を繰り返して来てこんな形になっている。現在もそれは進行形で、大きさや形は変化していく。
